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眺望撮影の非常識?
眺望撮影といえば「日中」が今までの常識でした。もちろんそれはそれで良いのですが、眼下に眺める夕景・夜景ほど心癒されるものはありません。これこそ高層に住まう醍醐味ではないでしょうか。
この魅力的な販促素材に今まで目をつぶってきませんでしたか? どうしても、とクライアントからリクエストがあれば疑似夜景という奥の手を使って・・・。
左の写真は夕景のパノラマ撮影の後、完全に夜の状態になってから撮影されました。街には蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯、白熱灯、ネオンサインなど様々な色の光が、強弱を伴って溢れています。疑似夜景処理で窓に明かりを入れることはできても、リアリティーという点ではどうでしょう。 クレーンカムを使えばまさに本物が手に入ります。疑似夜景処理にかける予算と時間はもったいないと思いませんか?
夕景撮影の方法
夕景は日没15〜30分後に撮影します。特に秋から冬の日没はいわゆる「つるべ落とし」で、あっという間に明るさが変化していきます。夕景の場合、撮影の途中で日中撮影同様にクレーンのアームを振ることはできません。そのタイミングが来たらクレーンからクレーンまでを一気に撮影します。
こうして撮影される範囲はおよそ330°ほど。
下の例では隣のクレーンが稼働中だったため、トリミングするとおよそ310°ぐらいとなりました。

余談ですが分割撮影した元画像の地平線、水平線を見比べてみてください。ほとんどが傾いています。これは2007年1月5日撮影されました。翌6日の成人式は全国的に大荒れの天気で、その前夜である撮影時間帯も平均風速8メートル以上の風の中で決行、というより「たぶん今日は無理だと思います。」と代理店の方にお断りしての撮影でした。
常に揺れ続けるカメラの映像を睨みながら、タイミングを変え1cutにつき3〜5回シャッターを切りました。結果として、その中にブレていないものが1コマずつ存在しており、再撮影を免れました。
またご覧のように厚い雲があり、撮り始めと取り終わりの時間経過による明るさの変化が少なかったことも幸いしています。
クレーンからクレーンまでを分割撮影した元画像(明るめに表示してあります)
上の元画像を合成したトリミング前のもの(明るめに表示してあります)
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